ワインスパは、ワインの成分を浸透させるエステ施術
ワインスパとは、ワインのブドウエキスを身体に浸透させるエステメニューであり、ワインから抽出したポリフェノールがたっぷり含まれたエキスをパックをして使う施術です。
ワイン風呂もワインスパとして紹介されることがありますが、厳密にワイン風呂とワインスパは異なります。「ワインスパ」はエステサロンのメニューですが、箱根や石和などの温泉地にあるワインを入れたお風呂は「ワイン風呂」と呼ばれることが多いようです。
ワインスパの驚くべき美容効果がすごい
ワインスパの特徴は赤ワインのポリフェノールによるアンチエイジングの効果です。ポリフェノールは抗酸化作用が高く、肌を酸化から守り老化を食い止める働きを持っています。抗酸化作用は肌を傷つける活性酸素を除去する働きのことで、紫外線の刺激や不摂生により発生します。
ワインスパを行うことで、肌の奥で悪さをしている活性酸素を除去して、健康な素肌を取り戻しましょう。フルーティーな香りが気分をリラックスさせる効果ももたらします。
フランスを始めとするヨーロッパでは、古くからワインセラピー(ヴィノセラピー)が行われており、ぶどうの色や香りを楽しみながらマッサージやトリートメントを行うことで、身体を休める休養方法として知られています。
ワインスパはどのように行われる?
ワインスパでは、ワインのブドウエキスをしっかりと浸透させるために、肌表面の汚れを落とすことから始めます。毛穴の汚れと古い角質を落として毛穴の奥まで成分を浸透させます。
シャワーを浴びたら、ゴマージュという植物性のスクラブクレンジングなどを行い、角質や毛穴の角栓を落とします。ピーリング効果も高いため、肌のくすみを改善することもできます。しっかりと汚れが落ちたらボディマスクを用いて全身をパックします。背中だけに行うこともできます。十分にエキスを浸透させたら、再びシャワーで流してオイルトリートメントなどで乾燥を防ぎます。
ちなみに、このパックに利用される「ワイン」はブドウのエキスであって、アルコールは含まれていないので、アルコールの刺激やお酒に酔うなどの心配はありません。
ワインスパを受けられる施設はどこにある?
ワインスパの施術を受けられる施設はまだ少なく、どこに行ったらできるのかと不思議に思う方もいるかもしれません。
ワインスパは次のような場所で受けることができます。
- エステサロンなどの美容エステ
- 国内の温泉リゾート地にあるスパ施設
- ヨーロッパやバリなどのスパ施設
ワインスパをメニューに掲げているエステサロンは、例えば全国展開している「エステサロンPMK」などがあります。国内ではまだワインスパを採り入れているサロンの数は少ないようです。
サロン以外だと、国内の温泉リゾート血にあるスパ施設で、ワインスパを受けられる施設があります。例えば、箱根星野リゾートが運営する「リゾナーレ八ヶ岳」や新潟にあるワイナリーリゾート「CAVED’OCCI WINERY & VINESPA(カーブドッチ・ワイナリー&ヴィネスパ)」などには、ワインスパの施術を受けることができます。
本格的にワインスパを受けたい方は、海外旅行に合わせて現地でワインスパを受けるのも良いかもしれません。ワインセラピーの本場ヨーロッパや、癒しの島と呼ばれるバリ島などでは、ワインスパが盛んです。
ワインスパのおすすめポイント
ワインスパは美肌成分たっぷりのエキスを肌に浸透させることで、アンチエイジングをはじめてとして、肌の引き締め効果や保湿を通してさまざまな肌の悩みを解消してくれる施術です。抗酸化作用によって肌への活性酸素の刺激を回避して、肌細胞を活性化します。
ワインスパを続けているうちに、肌には潤いが戻り、正しいターンオーバーによって肌が整い、肌トラブルも減ることでしょう。また、血行促進の効果もあることから肌のくすみが元から解消されます。
ブドウエキスに含まれるポリフェノールの自然の恵みによって肌が本来の力を取り戻すワインスパ。肌トラブルや肌の老化が気になったら、一度試してみると良いでしょう。
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