超音波エステとは
超音波エステは、痩身エステのメニューの一つで、超音波を使うことで効果的に脂肪を減少させて、痩身効果を発揮させるものです。
超音波エステに利用されている超音波は、病院で「エコー」と呼ばれているものの仲間です。
腹部エコーや妊婦健診で使われているエコーは、本来、人体には何の影響も与えない、大変安全性の高いものです。しかし、超音波をレーザー光線のように束のように集めると、エネルギーが高まって強い効力を発揮するようになります。特に強力なものは高密度焦点式超音波治療法徒呼ばれ、医療現場で癌治療に使われています。美容痩身の超音波エステでは、これに似た物が使われています。
超音波エステでは、超音波によって脂肪に細かい振動を与えることで、脂肪を破壊して、ダイエットでは落ちにくい脂肪を減らす効果が期待できます。全身痩身だけでなく、部分痩せのような、体の一部だけを引き締めたいときにも、超音波エステは適しています。
超音波エステの方法
痩身エステで使われている超音波エステは、超音波の振動を利用して高振動を脂肪や筋肉に与えて、運動した時のように脂肪燃焼を促す働きがあります。
施術の方法は、医療用の超音波診断とよく似ており、超音波を伝える器具を肌の上に直接滑らせて超音波の振動を与えます。肌との密着度が高くないと効果が落ちるため、ジェルなどを塗って器具と肌の隙間がなくなる処理をして施術を行います。超音波を当てる器具は、医療現場で使用されるプローブの端末のように、皮膚に触れた部分から超音波が発せられる仕組みです。
施術中はベッドなどにゆったりと横たわった状態が多く、施術する部位に応じて施術者の指示に合わせて姿勢を変えます。
脂肪を超音波で破壊して痩身効果を生み出す「キャピテーション」では、超音波を照射している間に、稀に「キーン」というような音が感じられ、施術後も残る人が見られますが、健康には悪影響を及ぼす心配はありません。また、キャピテーションを行った後をそのままにしておくと、また元の状態に戻ってしまうため、脂肪を老廃物と一緒に排出するためのアフターケアが必要です。
超音波エステの副作用が心配?
「超音波エステに興味があるけど、副作用があったりしないか不安」という方もいるかもしれません。しかし安心してください。
超音波エステには副作用や後遺症は一切ありません。今までの切る脂肪除去法とは違い、超音波エステは手術をしないため、副作用や後遺症が現れないのです。
ただデメリットがあるとすると、従来の脂肪除去法と比べてみると効果を実感するまでに時間がかかること、そして脂肪をせっかく超音波で溶かしても上手く排出できなければ戻ってしまうということが挙げられます。
超音波エステだけに頼るのではなく、いくつかの方法を組み合わせて痩身メニューを組むと、最大限の効果が得られるでしょう。例えば、老廃物を流していくリンパマッサージなどがおすすめです。
超音波エステのおすすめポイント
超音波エステの第一のオススメポイントは、高い安全性と、痛みなどの苦痛がない点です。超音波エステは美容クリニックやエステティックサロンでの臨床試験を経て安全性が確認されています。脂肪吸引のように直接体に傷をつけずに脂肪を破壊できる点は大きなメリットであり、体への負担が軽減されます。
また、超音波というものの特性から、「ハンドマッサージでは施術が難しい部位にも、マッサージ効果を与えられる」「皮下の深いところにまで施術効果が発揮できる」というのも、メリットの一つです。
超音波エステには、脂肪燃焼を促すもの、脂肪細胞を直接振動で破壊して痩身効果を促すもの、肌の内側に働きかけて肌のコンディションを整えるもの、など、いくつかの種類があります。
施術内容によっては、利用に制限が設けられている場合があります。利用する前に健康状態のチェックをしておくとよいでしょう。
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